主力化したオプティマスグループ4-6月決算と上方修正
がありましたので少し分析してみたいと思います。
売上が1-3月に比べても大きく伸びているのが素晴らしいですね。
営業利益も7億円台と好調です。
好調な4-6月決算を受けて売上、利益共に大きく上方修正しています。
それにしてもEPS464円、配当100円にはビックリしました。
修正コメントを見てみると、中古車輸出事業のシェアアップと円安により価格上昇。検査事業の収益改善策の進捗と円安が主要因と記載があります。
ニュージーランドはコロナを押さえ込み、経済の回復が早く、いち早く中央銀行の利上げ局面が訪れています。
各事業部門別の利益や数値を見てみます。
貿易セグメントの売上・利益が突出して改善しています。
上記の中古車販売が好調でシェアアップ・円安であったことが貿易セグメント好調の要因です。
また、ニュージーランド中古車輸出の競合会社である平和オートは2019年に2代目社長が急逝し、30代の若い3代目が社長についておりfacebook等で見る限りオプティマスグループには追い風のように見受けられます。
私が注目している検査セグメントの検査台数についても23105台と非常に良い出だしとなっており、2020年3月期と同水準の売上・利益が期待できそうな様子です。
会社側の上方修正も、上期は貿易･物流セグメントが引っ張り、下期は検査セグメントが利益を引っ張る予定なのではないかと想像します。
他の情報としては、輸出統計をグラフ化してくれているjumv.netさんのNZへの輸出台数をチェックしております。
2021年の中古車輸出台数は2019年に迫る勢いですが、オプティマスグループの貿易セグメント中古車販売台数は明らかにこれよりも大きな増加幅となっており、オーストラリア増加分を考慮しても、NZでのシェアアップが伺えます。
NZでの新車販売台数はマークラインズさんのデータを参考にしています。
会員登録が必要ですが、速報で7月販売分が8月初旬には分かるため、動向を掴むには大変良いデータだと思います。
先月分析した記事に今期株価2000円目標と書きましたが、配当5％水準で2000円となり嬉しい誤算となりました。
素晴らしい売上・利益を上げているオプティマスグループ社員のみなさまと経営陣に感謝です。
