先日の決算発後に5年近く保有したジャストシステムを全売却致しました。
以下に理由を示しておきたいと思います。
https://mobile.twitter.com/taguken0505/status/1525038374116945921?cxt=HHwWgsCj4ceUg6oqAAAA
本決算
4Q 売上105億
営業利益32億
収益認識基準の影響で売上、利益共に1億ほどの減少
朝学習イベントにより解約率が低下していると予想していましたが そうでもなかったのか?
前受収益3Qより減少しており新規会員が少なかったのか?
いずれにしても私の想定より下の決算でした
ツイートもしましたが、私自身朝学習の効果が出て解約率が下がり、2020年のコロナ特需で増加した会員の解約も一巡した、4Qではスマイルゼミの伸びが加速するのではないか?
と思い買い増しして決算に臨んでいました。
結果は個人売上(スマイルゼミがほとんど)は前4Qとの比較で
減収となってしまいました。
【競合は対面学習だった】
競合はチャレンジタッチではなく、公文等の対面学習だったのたど思います。
だからコロナが空けて対面希望者が増える前にスマイルゼミとしては
「先取り学習も出来、朝から学習ができるのはスマイルゼミだけですよ!」
というイメージを定着させたかった。
と今さらながら気づきました。
【競合の生徒数】
公文式や早稲田アカデミーの生徒数を見ると、2022年は子供の総数が減っているにもかかわらず前年比で増加しています。
・公文生徒数
3ヶ月に一度「基準認定証」が渡され、自分の順位が何位かわかる賞状がもらえます。そこに記載されている生徒数の分母を計算しています
2020年12月の小1生徒数 68,136人
2021年12月の小1生徒数 69,305人
決算説明資料より小3、小4の生徒数が特に増加しています。(中受増加の流れもあります)
明らかに対面学習へ生徒が流れている数字かと考えます。
【今後の人口減少】
出生数
2015年 100.5万人
2016年 97.7万人
2017年 94.6万人
2018年 91.8万人
2019年 86.5万人
2020年 84.1万人
今後5年でスマイルゼミの対象となる年中~人数は100万から84万へ16万人の減少が確実に訪れます。
婚姻数も上昇していないことからこの流れは変わりそうにありません。
【まとめ】
性能面でチャレンジタッチに勝って、通信教育タブレット市場の顧客を獲得できたとしても、通信教育タブレット市場自体がコロナ明けて減少&年率3%近くの出生数減少、このダブルパンチで今後のスマイルゼミ業績の伸びは相当緩やかになると予想されます。
現在のPERを許容するには15~20%程度の成長が必要と思われ、「株価上昇はしばらく見込めない」と判断し、全売却することにしました。
長年投資してきた先を売却するのは非常に心苦しく、ぽっかりと空いたキャッシュポジションをどうしようかと思案しています。
現状は他の銘柄に少しずつ振り分けていくのが良いのかも。
スマイルゼミのタブレット教育性能は素晴らしいと思っていますので、息子と娘のスマイルゼミは今後も続ける予定です。